1. はじめに
私どもの研究室では、地域における障害のある子どもへの支援方法の支援方法の改善・充実と支援システムの構築を目指して、平成23年度より活動に取り組んできました。その成果は年に一度年ではありますが毎回報告を行ってきました。今年度からは、より多くの方に研究の成果をお示しできないかと考えて、研究会という形で行うこととしました。少し背伸びをしているとのご指摘もあるかもしれませんが、このような形態でしばらく研究と地域社会とをつなぐ試みをしたいと考えています。
第1回目の今回は、午前と午後の二部構成で行います。午前は、マツダ財団からの研究助成を受けている「被災した障害児とその家族の支援ボランティアの養成のためのプログラム開発の研究」の一環としてシンポジウムを企画いたしました。午後は、私ども発達臨床社会学研究会の研究成果発表会を主体としながらゲストスピーカをお呼びして研究会を実施する予定です。多くの方の参加をお待ちしております。
2. 目 的
地域における障害のある子どもへの支援方法の改善・充実と支援システムの構築を目指して、関係者相互の理解と研究と実践の緊密な連携を図る。
3. 日 時
平成31年 2月3日(土) 9:30~17:10
4. 会 場
鹿児島大学郡元キャンパス 教育学部第1講義棟 103号室
(鹿児島市郡元1-20-6)
5. 第1部プログラム(午前)
テーマ:自然災害発生時において障害のある人とその家族の人たちの支援について考える(マツダ財団による研究助成)
9:10 受付開始
9:30 開会
9:30 シンポジュウム趣旨説明
9:40 話題提供1:井上祐介
-当事者の立場からの震災の備えと支援者へのアドバイス-
10:10 話題提供2:松本慎太郎
-自閉スペクトラム症の人々と自然災害-
10:40 話題提供3:坂口安美
-震災後の家族支援の重要性と課題-
11:10 話題提供4:古樋咲世
-震災後の聴覚障害児への情報保障-
11:40 討議および参観者との意見交換
12:30 終了
6. 第2部プログラム(午後)
テーマ:地域の社会資源を開発・刺激する
13:30 基調講演:本島隆浩 (玉名市立八嘉小学校 教諭)
「地域における保護者支援の展開と課題」
14:45 発達臨床社会学研究成果発表
(7件の研究発表を予定しています)
17:00 総評
17:10 閉会
7. 参加資格
本研究会の趣旨と意義に賛同しくださる方は、どなたでも。午前、午後のいずれかの参加でも構いません。ただし託児等は、用意しておりません。
午前のシンポジュウムに関しては、手話通訳を実施する予定です。
8. 会費および参加申し込み
会費は無料です。ただ、午前の第1部は、資料準備の関係上、参加希望の方は、以下のメールアドレスに名前と所属等をお知らせください。連絡をしない場合でも席に余裕があれば、参加は可能ですが、資料を用意できないことがあります。その節はご了承ください。
連絡先:higosho@edu.kagoshima-u.ac.jp (肥後祥治 宛)